株で買ったら下がり、売ったら上がる
株で買ったら下がり、売ったら上がる。
それは偶然に考えている人が多いですが、偶然ではなくなるようにしてなっているからそうなっているんです。
その理由は単純で、株は対人戦だからです。
なぜ対人戦なのかというと、株というのは、そういうものだからです。
考えてみてほしいんですけど。
プロ野球でもなんでもいいですが、もしプロ野球で12球団すべてが強かったら、みんな勝ち星のほうが多くなるってことはありえるかというと。
ありえないと思います。
いや、思うのではなく、絶対にありえないんです。
すべてのチームが引き分けで終わる可能性は低いながらありえても。
すべてのチームが勝ち越すなんてことは、絶対にありえないゲームなわけです。
株は対人戦。
まぁ一応日銀が株を購入したり、企業が自社株買いをしたりするわけで。
そういう点では、すべてが対人戦というわけではないです。
もちろん配当をもらうっていうのは、完全に対人戦ではないので関係ないです。
ここでは、あくまでも株価の話。
短期的な話ですね。
買ったら下がり、売ったら上がるっていうのは、当然のことなんです。
買ったら、どこかからか株を買ったわけですから、その株を買った相手からしたら、株価は下がってほしいと思うはずですし。
株を売ったら、どこかに売ったわけですから。その売った相手は、株価が上がってほしいと思うはずです。
株っていうのはそういうものなわけですね。
お金が降ってくるわけではない
買ったら下がり、売ったら上がるのは、単純にお金が空から降ってくるわけではないから当然な気がします。
個人投資家はわかっているようでわかっていないように感じます。
自分も株をスタートした当初は、ゲーム感覚な感じでやっていました。
でも、ゲームでもいわゆるパチンコっていうのは…あ、パチンコ屋のことですね。
パチンコ屋で勝つためには
【別の客に大損してもらって、その大損した額の一部が別の客の手に渡る】
そういう感じにならないといけないわけです。
株でも儲けるためには、誰かに損をしてもらわないといけないわけで。
じゃあ誰に損をしてほしいと言えば、やっぱり個人投資家に損をしてほしいと大口は思うはずです。
まさか大口が
「私が損をして、個人投資家に儲けさせてやろう」
とは思っていないはずです。
そこらへんがわかっていない人が多い気がします。
自分はここ最近は常に思っていますけど
「相場は別に自分に儲けさせるために存在しているわけではない」
と考えています。
どちらかというと
「相場は自分に損をさせるために存在している」
ってところが強いと思っています。
なので、株を買ったら下がり、売ったら上がるっていうのは当然のことだと思います。
大口は、個人投資家に損をしてほしいと思っているのなら、そういう株価の動きをするはずですから。
未来は変わる
個人投資家が買ったら下がり、売ったら上がる。
なら、未来は個人投資家の手で変えられるといっても過言ではないと思います。
もちろん長期的なところでは、大口的にも無理があると思うので、株価の調整に無理が出てくると思います。
ただ短期的なものでいえば、買ったら下がった株も、買わなければ上がっていたかもしれません。
売ったら上がっていった株も、売らなければ下がっていたかもしれません。
なので自分は
- 買いは我慢
- 売りは諦め
これが株のコツだと思います。
株を買うのなら、含み損になっても我慢する気持ちが必要。
株を売るのなら、その後上がっていって二度と買えなくなっていもいいという覚悟。
これですね。
株はパチンコよりやっかいだと思います。
それはパチンコなら、機械ですから。
人を選ぶところはないというか、人を選べないところがあると思います。
でも、株は人を選んでくる可能性がある気がします。
もちろん相手は、どんな人が売買したのかまではわからないと思います。
でも、購入の仕方ですね。
100株ずつ購入したり、それはいかにも個人投資家っぽい株の買い方ですよね。
そういうのがでてくれば、株価を下げれば狼狽して損切りさせられる可能性は高いです。
損切りさせることができなくても、上がっている途中で個人投資家は
「プラスになったし売るか」
と手放してくれる可能性があると思います。
なので株を購入するときは、3年以上持っていられるのか、それを考えて買うべきだと思います。
一方で株を売るときは、もう二度と買えなくてもいいのか…。
それを考えて売るべきな気がします。
そういう点では、愛着のある株。
これは売ったら後悔することになるかもしれません。
買いは売りより圧倒的に後悔することが多いかもしれません。
みんな含み損なんて嫌ですからね。
ただそんなことを言っていたら、株なんて買えませんから。
やっぱり覚悟というかな、株の買いも売りも、覚悟を持ってするべきだと思いますね。