鋼の錬金術師が過大評価な理由

【鋼の錬金術師】過大評価な理由!つまらない?アニメFULLMETAL ALCHEMISTの感想評価

鋼の錬金術師が過大評価な理由

鋼の錬金術師って評判が良くて、一部の人からは
「名作」
なんて言われています。

 

 

自分も中学生か高校生ぐらいなのかな。
土曜日か日曜日の夕方のアニメ時間に鋼の錬金術師がやっていたので、アニメ好きの自分は最初のほうは見ていたんですけど。

 

どうもつまらなくて、毎回視聴をやめてしまっていたんですよね。
でも今回ちょっと
「最後まで見てみるかぁ」
と思って、フルメタルアルケミストっていう、原作に忠実に作られているというアニメを見ているんですが…。

 

 

つまらないまではいかないんですけど。
かなり苦痛な時間を過ごしています。

 

まったく先が気にならないですし。
わくわくしないですし。
見ていて苦痛です。

 

 

鋼の錬金術師って過大評価だと思います。
その理由について考えてみました。

 

 

 

序盤の序盤がおもしろく、ひっこみがつかなくなっている

鋼の錬金術師の序盤の序盤は面白いと思います。

 

たとえば、主人公の体の一部や弟の体がとられて、弟は鎧の体になってしまったり。
変な錬金術師が、自分の子供と犬を合体させて、言葉をしゃべる犬を作り出したりするところ。

 

そこはセンスがいいと思うんです。
自分もそのセンスが続くのなら認めますけど、はっきりいってその後はまったくつまらないというか。
これといって特になにもないんです。

 

 

自分も子供のころがあったからわかりますけど。
子供って、一度
「おもしろいじゃん!」
と思ったものに対して、つまらないと評価を覆すことは難しいんです。

 

 

自分もゾイドの初めのアニメはおもしろく
「ゾイドおもしろいじゃん」
と思ったので、その後のゾイド0と、ゾイドフューザーズだっけかな。
その2つの駄作アニメを
「おもしろいんだ!」
と自分をだましながらみてしまいました。

 

でも今ならはっきり言えますけど。
ゾイド0と、ゾイドフューザーズの2つはゾイドの寿命を大きく縮めたアニメだったと思います。
その2つのアニメのせい(?)でゾイドジェネシスは見ていません!

 

 

天地無用も、新天地無用がゴミアニメだったので。
駄作な評価になってしまったと思っています。

 

 

子供って単行本を1巻購入して
「これはおもしろい!」
と思ったのなら、その後も惰性でだらだらと単行本を集めてしまうっていう感じというかな。

 

つまらない展開になっても、一度
「おもしろい!」
と思ったのなら、それを覆すことがなかなかできないんですよね。
子供って。

 

 

鋼の錬金術師は序盤の序盤はセンスが悪くないので、そこで
「これはおもしろい!」
と思った子供たちがいたのはわかるんです。

 

でもそこから、つまらない展開をされても
「鋼の錬金術師はおもしろいんだ!」
と、評価を変えることができなかったゆえに、自分をごまかして
「鋼の錬金術師は名作!」
とひっこみがつかなくなっていて、その結果の過大評価になってしまっているのだと思います。

 

 

進撃の巨人も序盤はおもしろく、中盤は
「あれ?」
と思う展開があって。

 

その後再び
「やっぱりおもしろいな」
と思える展開になると思うんです。

 

 

でも進撃の巨人にも同じことが言えて、序盤は間違いなくおもしろいので。
そこで
「進撃の巨人はおもしろいんだ!」
と思ってしまった子供たちにとっては、中盤のなんかぐだぐだした展開でも
「進撃の巨人はおもしろい!」
と言い続けてしまうというかな。

 

まぁ進撃の巨人はそれでも許されると思います。
おもしろい場面が結構多数あるので。

 

 

ただ最初から現在まで、ずっと
「進撃の巨人はおもしろい!」
という感じで、見続けているのはひいき目があると思います。

 

進撃の巨人は序盤は間違いなくおもしろいですけど。
中盤ややつまらなくなりますよね。

 

 

ワンピースも海島編っていうの?
しらほし姫がでてくるところあるじゃん。

 

あそこは最高につまらないですよね。
敵キャラがあまりにも小物だし。

 

 

うまく言えませんけど。
好きなアーティストの曲は、どんな曲でも購入するっていうかな。
それに近いものがあると思うんです。

 

「鋼の錬金術師はおもしろい」
ではなく
「鋼の錬金術師だから無条件でおもしろい」
な感じで過大評価になってしまっているのだと思います。

 

 

他の作品はつまらない展開があっても名作と言われて。
鋼の錬金術師がつまらない展開があっても名作と言ったらいけないと思うのは
【鋼の錬金術師はあたりがあまりにも少なすぎる】
からだと思います。

 

鋼の錬金術師を名作と言ってしまうのなら、ラーゼフォンのブルーフレンドだけを評価して
「ラーゼフォンは名作!」
と言わないといけません。

 

でもラーゼフォンはいくらブルーフレンドだけがとてもよくできていても。
それだけで、名作と評価してしまうのは違和感があります。

 

 

それと同じように鋼の錬金術師は名作というには、ちょっと全体的にクオリティが低く感じました。
まぁ注目された分だけ、鋼の錬金術師は多くの人が触れたから、その分
「おもしろい!」
という人が多かったのだと思います。

 

ラーゼフォンのブルーフレンドとか、ラーゼフォン自体を知っている人のほうが少ないでしょ。
ブルーフレンドも中盤あたりの話だし。

 

 

 

 

 

登場人物の性格がみんな同じ

鋼の錬金術師と、浦沢直樹のモンスターって、なんか展開的に似ていると思うんですよ。

 

それはストーリーとかではなく。
序盤は魅せるところがあるのに、中盤がすごくぐだぐだというか。
本筋がよくわからなく、横に逸れすぎてしまっているところというかな。

 

 

それでも、浦沢直樹のモンスターがぎりぎり視聴を続けられる理由としては
【わき役たちに個性があって、そのストーリーがたまによかったりする】
からだと思います。

 

たとえば、モンスターではテンマが銃の訓練をするために、とある人のところに住み込みしますけど。
そこの教官は一人の少女と一緒に住んでいて、あーだこーだな関係があったりしますよね。

 

あぁ、おもいだした。
テンマが去った後無表情だった少女が、テンマが作り置きしていった肉じゃがをぽろぽろこぼす教官を見て笑うシーンがあるんだっけかな。

 

 

そういうなんていうの?
わき役で魅せてくれるところがあるから、まぁモンスターもかなりマンネリしていますけど。
視聴を終わった時に
「結構よかったかも」
と思えます。

 

 

ただ、鋼の錬金術師はわき役もみんな性格が同じなんですよ。
主人公とみんな性格が同じなんです。

 

たしかに細かいところは違います。
でも鋼の錬金術師すべての人に共通していることは
【真剣な顔をして大声を出せば、思いが強いと思っている】
という点です。

 

 

なので主人公をはじめみんな、大声を出して怒鳴れば
「私はこんなに強く思っているんだよ!」
とアピールしているわけです。

 

たしかにこれは子供にはわかりやすくていいのかもしれません。
大声を出したらびっくりしますから
「おっ」
と子供には思うのかもしれません。

 

 

でも鋼の錬金術師はみんなこれで、さすがに自分的には参ってしまいます。
主人公をはじめ、みんな大声をだして
「私の思いをうけとれー!!」
な感じでやってくるので、もう根本的になにが一番深い思いなのかもよくわからなくなってきます。

 

ARIAの
「恥ずかしいセリフ禁止!」
ではないですけど。

 

鋼の錬金術師では
「大声だせばどうにかなると思っているの禁止!」
と言いたくなってきます。

 

 

主人公も弟も、ヒロインも、大人も子供もみんな。
感情が高ぶると大声を出すだけで、なんか同じなんですよね。

 

特に主人公は大声の大安売りで、そこが主人公が喜怒哀楽が激しくて好まれるのかもしれませんけど。
逆に魅力のない人物になってしまっているように感じます。

 

 

鋼の錬金術師はわき役にもっと個性的なキャラがいればよかったと思いますけど。
みんな感情が高ぶると大声を出すだけのキャラでいまいちでした。

 

ドラゴンボールでいえば、ヤジロベー的なキャラとか。
寄生獣でいえば、カメラマンみたいなキャラとか。
そういうなんか弱いけど、おいしいところがあったりするキャラがいてもよかった気がします。

 

なんかうまく言えませんけど。
鋼の錬金術師ではおいしいところは、それなりのキャラが無難に持っていってしまうんですよね。

 

超わき役にはおいしいところは絶対にもらえないって感じがありますね。

 

 

ヤジロベーがベジータのしっぽを切ったり。
眼鏡君が試合を決定づける3Pシュートを決めたり。

 

そういうわき役への温かみが鋼の錬金術師には少ないというか。
それなりのキャラがおいしいところは全部持って行ってしまうんですよねぇ。

 

 

 

 

 

主人公が安置にいる

「え?」
と思うのは、主人公ってどうも人柱(ひとばしら)っていう存在で敵からは
【やつけてはいけない存在】
らしいんです。

 

で、それを主人公もわかっていて、味方のわき役が一緒に戦いの場にいたら
「俺はひとばしらだから大丈夫だから、お前は逃げろ」
みたいな感じなんです。

 

 

でさぁ。
ちょっと引くのは、そんな感じで人柱だから、戦いに負けても命がとられないんですけど。

 

負けても
「いつかお前をぶったおす!」
みたいな感じで
お前は三国志の孟獲かよ!?
七度捕らえられ七度釈放されるのかよ!?

 

「今度はおまえの首とってやるからな!覚悟しておけ!」
かよ!?

 

 

普通に戦いに負けても
「あいつに勝つために旅をしよう!」
な感じでストーリーが続くわけです。

 

敵側も
「やれやれ」
な感じになっているでしょ。

 

 

そんな感じで主人公が人柱ということで、安置というかな。
戦いに負けても別に問題ないって感じで、かなり戦闘がぬるいです。

 

逆に考えると、孟獲って最終的には孔明に下りますけど。
もしその後もずっと
「お前をいつか倒す!」
って感じだったら、孔明もギブアップだったでしょ。

 

 

つまり鋼の錬金術師は、敵キャラもぬるいわけで。
敵キャラがぬるいから、主人公もひきたっていなく感じました。

 

だってフリーザが悟空に対して
「あなたは今回は見逃してあげましょう。また私にかかってきなさい」
みたいなキャラだったら、ちょっとがっかりしちゃうでしょ。

 

 

自分がちょっとイラっとするのは、ワンピースのクロコダイルもルフィに2回ほど勝っているのに。
そこでとどめをささないで、3回目で1回負けただけですからね…。

 

それでルフィが
「七武海を倒したー!」
な感じになっているのは、ちょっとイラっとします。

 

クロコダイルがちゃんととどめをさしていれば、主人公交代だったんですけどね。
ニコロビンもいなければ、ルフィ早めに終わっていたでしょ。

 

 

 

 

 

鋼の錬金術師の感想と評価

鋼の錬金術師は、当時のガンガン漫画の光だったのだと思います。

 

ガンガン読者にとっては
「鋼の錬金術師はおもしろいんだ!」
と思って、その評価を変えることができなく、その結果名作になったものだと思います。

 

 

そういえば、銀の匙ってアニメもちょっと見ましたけど。
主人公が
「どうにかしないといけないだろ!」
と気持ちだけ突っ走っているような感じだったので。

 

この作者は
「主人公が大声だして気持ちをぶつければ、読者から共感得られるでしょ」
と思っているのでは?

 

 

荒川弘という作者は北海道民で、自分も北海道民なので応援したいところなんですけど。
過大評価されすぎで、自分が応援する必要もないって思うぐらい恵まれていると思います。

 

まぁ銀の匙のほうが鋼の錬金術師よりは見れるのは確かです。
なので銀の匙が評価されているのは、まだ許せますけど。
さすがに鋼の錬金術師を名作というのは、フェアリーテイルを名作というぐらい無理がある気がします。
…いろいろとごめんなさい。

 

 

鋼の錬金術師がつまらないわけでもないです。
でも、これが名作となるのは厳しいというか、なにかが足りないというか。

 

アニメで牙って作品がありましたけど。
それと同じぐらいのおもしろさだと思います。

 

 

逆に考えると、なぜ鋼の錬金術師が名作となるのなら。
牙って作品が名作にならないのかと思えてきます。

 

いや、牙ってアニメが名作になったら、それこそどうかしていると思うんですけどね…。

 

 

おそらく鋼の錬金術師が名作だという言う人の理由は

  • 体の一部がなくなった
  • 弟の体がとられた

序盤のこういうところを衝撃的に思ったからだと思います。

 

でも、この兄弟はそのことを最大限生かしてメリットとしているので。
嘆くのはちょっとずるく思えます。

 

 

敵役が鎧の体の弟に対して
「いい体しているじゃん」
みたいなことを言うと、弟が怒り出すシーンもあるわけですが。

 

弟が怒るのは、単に子供だからなだけで。
大人にとっては、不老不死とも思えて、おなかも減らず、トイレも必要とせず、病気もしない体。
寝る必要もないっぽいわけで、そんな体ってすごく理想的な気がしますけどね…。

 

 

なので主人公たちが不幸な感じになっているのは、単に子供だからであって。
大人からしてみれば、鋼の錬金術師って
「ついに理想の体を手に入れたぞ!」
からの
「やっぱり、生身の体がいいです」
な話でしかない気がします。

 

そういえば映画とかにも、不老不死になったけど
「愛する人が先に死ぬのはもうたくさん」
な感じの展開のものが腐るほどあったっけか。

 

 

あぁ、鋼の錬金術師のフルメタルアルケミストを評価できる点もあります。
それが
【OPアニメがとてもよくできている】
という点です。

 

 

でもそこ以外で良い点をあげるとするのなら、かなり難しくて

  • メカがでてこない
  • 変なサービスシーンがない

このぐらいしか良い点はないと思います。

 

 

何回も言っていますけど。
つまらないわけではないんですよ。
でも名作と言ってしまうのは、過大評価だと思いますね。

 

やっぱり子供って評価を覆すことができないですよ。
いや、本当は
「鋼の錬金術師は名作!」
と言っている人も、うすうすわかっているでしょ。

 

「そこまでおもしろいわけではなくね?」
って。

 

 

ただ、鋼の錬金術師が名作だっていうのなら
【ソードアートオンラインが名作っていう人がいるのもなんとなくわかる】
気がします。

 

だって、鋼の錬金術師と比べれば、ソードアートオンラインのほうが自分的にはおもしろいと思いますからね…。


ホーム RSS購読 サイトマップ